レッドにはとても感謝をしています。この子を制作している中でたくさんの発見と開眼がありまして、とても仕上がりに満足が出来ました。

常日頃、制作のなかで課題と全体のクオリティを見定めながら進めているのですが、とても時間をかけて悩みながら制作してしまった分、個人的に報われる部分の多い子となってくれました。この子で感じた良い部分を他の作品でも活かしていきたく、この子は販売にあたりどのようにするか少し時間を置いて検討したいと思っています。この子にお手伝いをしてもらいたい。そんな気持ちにさせてくれたこと。レッドにはとても感謝をしています。

　この子のモヘアは入手当時からとても珍しいと感じていたので、特別な雰囲気の子に仕上げてみたいと思っていました。丁度この折に日本テディベア協会からのお手紙が届きまして、その中の文面で印象深かった言葉に　“テディベアに出来ること”　という言葉がありました。　

テディベアに出来る事。　この言葉について考えを巡らせていました。　私のSugar Pumpkins　bearに出来る事。　ただただ、愛してあげたい。という可愛さのベアを主なテーマにする事が多かったのですが、ベア自信が守ってあげるよ！という力に満ちている様な。そんな子も作ってみたいと思いました。

レッドには忠犬ハチ公というとそのままですが、忠実、誠実、ひたむきさ。そんな子への想いも籠めています。

力がみなぎる青い瞳。これはまるで炎の様にも感じられます。